前回の記事【一流から学ぶ】雑談力の鍛え方とは?①初対面の人が苦手な方へでは
- 声は気持ち明るめにする
- 笑顔で挨拶をする
- 自己開示をする
と、まずは態度や礼儀が何より大事よ!といった趣旨で守ってほしいポイントを3つ書きました。
まだ読んでない方は是非読んでください。
記事はこちら☞【一流から学ぶ】雑談力の鍛え方とは?①初対面の人が苦手な方へ
初期装備がそろったら、次のステップですよ!
三流は、雑談で相手を不快にする
二流は、何も生み出さない雑談をする
一流は、雑談で信頼を築く
引用元:安田 正(2015年5月25日 第1刷発行)『超一流の雑談力』株式会社文響社(51ページより)
「どんな話題で話せばいいのよ!?」という方へ。
さっそくポイント2つを紹介しましょう。
- 『最初の話題』には正解がある!9つのカードを知れ
- 『面白さ』より『実益』で心をつかめ
それではサクッと解説していきます!
参考書籍はこちら
目次
『最初の話題』には正解がある

初対面はもちろん、仲が深まっていない関係での『最初の話題』は緊張するものです。
下手に踏み込みすぎると取り返しのつかない事態になるかもしれません!
『最初の話題』はここから選べ!9つのカード
天気、仕事、ファッション、健康、趣味、最近のニュース、共通の事柄、出身地、血液型
誰とでも話せるような当たり障りのない話題が良いということですね。
上手な雑談とは当たり障りのない話題から共通点などを見つけ、相手の懐に入る術です。
ではそこからどう話を広げるのか。
この本では『ヨコの軸』と『タテの軸』を意識することが鍵とされています。
基本的には以下の流れになります。
①話題を並べる(ヨコの軸)
ヨコの軸=何を話題にするか。
まずは上に挙げた天気や仕事などの話題を振りながら、相手の興味関心を探ります。
例えば。
「今日は晴れて気持ちが良いですね」
「仕事の調子はどうですか?」
と言ったように。
話題を振る中で相手が食いついてきたら、次に意識するのは『タテの軸』です。
②話題を深堀りする(タテの軸)
タテの軸=会話の深さです。
当たり障りのない話題から、深い会話に移行するための意識になります。
相手がその話題に対し興味関心がありそうなら深く掘り下げてみましょう。
上記の「今日は晴れて気持ちが良いですね」に対して二つの返答があったとします。
一つ目。
今日は晴れて気持ちが良いですね。
そうですね。
この場合は相手は『天気』に関しては興味関心がなさそうなので、①ヨコの軸意識にもどります。
では二つ目の返答。
今日は晴れて気持ちが良いですね。
ほんとですね。最近雨ばかりで予定が組めなかったのでうれしいです。
この反応ならタテの軸を意識して、深堀りできそうですね。
例えば
「潰れてしまった計画があったんですか?」
「雨で予定が組めないということは、外でアクティブに活動する方なんですね!」
といったように天気の話題から相手の休日の過ごし方の話題に話が展開します。
会話をするときには『ヨコの軸』『タテの軸』二つを意識するとハードルがさがります。
ヨコで並べて、タテで掘る。
僕は勝手にこう覚えてます。笑
『面白くあろう』としない!

『コミュニケーションがうまい』のと『面白い』は違います。
面白くあろう!と奮起するものの、途中から『明るい自分』の仮面が剥がれ落ちる人を僕は何人も見てきました。
もちろん心から明るかったり、人を笑わせたい方は面白さで勝負してください!
ここで伝えたいのは『無理して面白くあろうとして自滅しないでね』ということです。
芸人のように相手を笑わせることが出来なくても、「この人と話すの楽しいなぁ」と思わせることは可能です!
相手が興味を持つのは『役立つ情報』や『使える知識』
人が最も興味を持つ話…それは『自分にとって実益のある話』です。
実用できる知識を人は求めます。
これをうまく提供できるとグッドです。
例えば雑談の中で相手の興味対象が把握出来たら、こんな風に展開してみてください。
最近読書を始めた相手には
そういえば、読書は寝る前のタイミングが良いらしいですよ。
お酒が好きな相手には
最近見つけたんですけど、めちゃくちゃオススメのバーがありまして。
眠れないと悩む相手には
最近奮発して高級枕を買ったんですが、前より格段に眠れるようになったのでオススメですよ。
こんな具合に、相手の悩みや興味にプラスになるようなことを話せば、否が応でも会話は弾みだします。
一つ気を付けてほしいのは、『自分の知っている知識をひけらかす』とただのうんちくペラペラマシンになるので、『相手の興味に寄り添った実益のある知識を伝える』ようにしてください。
あくまで『相手』に中心を合わせるということですね。
最後に
おさらいしていきましょう。
- 『最初の話題』には正解がある!9つのカードを知れ
- 『面白さ』より『実益』で心をつかめ
まずは当たり障りのない話題で攻め(ヨコの軸)、食いついたらその話題を深く掘る(タテの軸)。
ヨコで並べて、タテで掘る。
そして「面白さ」で笑いを取りにいかず、『実益のある話』で会話を弾ませる。
お笑いは仲が深まってからやれば良いんです。
仲が深まってからなら、なんでも「面白さ」が生まれます。逆を行こうとするから疲れるし大変なんです。
次の記事はこちら☞【一流から学ぶ】雑談力の鍛え方とは?③喋りに疲れるなら聞き方のコツを知ろう
最後までお読みいただきありがとうございます!
それでは!